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「お母さん、行ってきます。」
朝いつものように明咲が高校に登校するために元気に家の玄関を出ていった。
明咲は毎日元気に高校に行っていて、高校ではアーチェリー部に所属している。
明咲は7月に開催された全国高等学校総合体育大会アーチェリー競技大会県大会女子シングルスで優勝して全国大会出場のキップを手にしていた。
私は明咲のアーチェリーの素質は晴輝の遺伝ではないかと思っていた。
明咲は今高校は夏休み中で、8月に開催される全国高等学校総合体育大会アーチェリー競技大会全国大会に向けて一生懸命練習しているようだ。
8月の全国大会当日、私は明咲の応援をするために試合会場に足を運んだ。
明咲は1日目の予選で上位64位内に入り、個人トーナメント戦に進むことになった。
2日目の個人トーナメント戦では、危なげない戦いで順調に勝ち進んで、決勝戦に駒を進めることができた。
決勝戦前の明咲の緊張はピークに達しているようだったけれど、試合が始まると明咲はとても堂々としているように私には見えた。
そしてその結果、明咲は決勝戦を制して優勝することができた。
私は明咲が成長した姿を見て、とても嬉しくて涙が溢れて止まらなかった。
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