ある除染作業員の記録

水曜日の朝午前３時

カスミは自分のを子供を抱きベットの中で彼氏のことだけ考えていた。
叔父が経営するベーカリーで日中て働き震災の被災地に送るパンを焼くため身を焦がして働いていた。
娘にはサヤカと命名した。
カスミは朝早くから身を焦がしパンを焼いてた、娘のサヤカはベットの中で愛猫と一緒に寝ている。
そこに叔母が来ました。
カスミ、サヤカのことも考えて結婚したら、相手は若いけど会社幹部で取引先の紹介なの。
叔母様またその話し、叔父様からは震災の被災地から慰問の招待があるから私どちらを選べばいいの。
実はね、サヤカて私達が面倒見るからその間数年間は新婚生活ヲ、
そんなことしたらドビン・チャビン・ハゲチャビンが怒るわよ。
わかる、兄さんにはカスミが未婚の母でもサヤカはかわいい孫だからね。
サヤカはドビンチャビン・ハゲチャビンよりも確かに叔母様達に任せた方がいい、私がサヤカを身籠ったの慌てよう今でも忘れない。
カスミにはサヤカの父親のことが忘れることが出来なかった。
叔母様、招待を受けてる教会は福島県の南相馬市でしょう、私は教会に行ったついでに彼の実家のある宮城県の南三陸町に足を運ぶつもりなの。
え〜なんですって、私の実家は仙台だけどここから東京に行く以上の距離あるわよ。
叔母はびっくりした。
三陸町方面は冬場になると牡蠣が有名だからよく連れて行かれた。
それでは叔母様行ったことあるのね。
冬の松島は最高にきれいだった、松島も牡蠣の出店が沢山道路ぎわにならんでねえ。
仙台から遠いの。
今は高速道路もあるらしいから、さほど三陸は牡蠣以外にホタテやホヤ、笹かまなど海の幸が沢山よ。
この時かすみは彼氏の実家が水産加工業だと思い出した。
ねぇ、叔母様塩辛も三陸。
そうとは限らないよ、塩辛はその産地によっては種類も違うし旬の魚の内臓も使うし物によっては数も違う物もあるそうよ。
それじゃ大間のマグロの塩辛もあるかしら。
あると思うよ、数は少ないけど。
大間のマグロはどうして美味しいの。
魚は網で獲った魚より釣り上げた魚が美味しいのよ、大間のマグロは一本釣りの方法で釣り上げるから美味しいのよ。