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その世論は日を増すごとに高まり、やがて今まで犬食を禁じていた国の政府も、その世論を無視することができなくなっていった。
そして、やがてどの国々でも犬食を推奨する事はしないが、禁止するというのは取り消されていった。最初の内は動物愛護を求める運動などから犬食は激しい非難を受けていたが、やがて少しずつ犬食文化は各国で広まっていった。そうして、数年後には世界の人口の半分以上の人々が犬食を行うようになっていた。
結局、動物の一生や生きる環境は、人間の考え方や状況一つで簡単に変わってしまうのだ。
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