22時12分、僕らの希望

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 あの日もそうだった。  僕のスマートフォンの電波が復活した途端、君からの通知で画面が溢れかえった。  「ごめんね」の言葉が届いた時、僕はやっと胸騒ぎを覚えた。それまで、君が謝ったことなんてなかったから。  平衡感覚を失って、転覆してしまった君。  僕が着いた時には、もう冷たかった。  僕は君を抱きしめながら、最初のうちは治るんだって言った友達の言葉を思い出していた。  それはいつまでだったのだろうと考えながら。
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