22時12分、僕らの希望

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 わかっているんだ。もう君から連絡が来ることなんてないんだって。  それでも僕は新幹線に乗ると、スマートフォンを握りしめてしまう。  あの頃とは違うスマートフォン。  窓に映る、5年分老けてしまった僕。  街の景色だって同じではない。  変わらないのは、僕の心の中だけだ。  22時12分、僕だけの希望が東京駅に滑り込んでいく。
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