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渡されたのは革パンだ。これは……何だと!?
「これ」
「うん、朱雨の」
「マジかぁ!」
パンツのサイドが全部編み上げになってて、足が見えるやつ……そう! 今となっては懐かしのカメラテストで履いたやつだよ!
「カメラテストの写真良かったから……」
「お。おおん……」
忘れもしねぇ……これ、宵闇にパンツ脱げって言われたアレだよ。シースルーだから、パンツの横から別のパンツが見える……。
「……パンツ、今脱いだ方が……?」
存在自体がセクハラなんだよ、これは。また人前でパンツ脱ぐのか、俺は。
しかも、直接革パンの状態でプレイか……ナニが気になってしゃーない気がする……。
「今は……いいよ。……ぱんつ、なに?」
「普通にボクサー」
「じゃあ、大丈夫……これだから、隠れるよ」
礼華が広げて見せてくれたのは、軍服っぽい、シルバーの縁飾りと、同じ素材で胸に模様がつけてあるジャケット。前から後ろに長くなってる。見たことはあるな、これ。Hateのじゃないから、溺のか。
「ちょっと長めかもしれないけど……着てみて」
「おう」
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