41

10/15
前へ
/553ページ
次へ
 渡されたのは革パンだ。これは……何だと!? 「これ」 「うん、朱雨の」 「マジかぁ!」  パンツのサイドが全部編み上げになってて、足が見えるやつ……そう! 今となっては懐かしのカメラテストで履いたやつだよ! 「カメラテストの写真良かったから……」 「お。おおん……」  忘れもしねぇ……これ、宵闇にパンツ脱げって言われたアレだよ。シースルーだから、パンツの横から別のパンツが見える……。 「……パンツ、今脱いだ方が……?」  存在自体がセクハラなんだよ、これは。また人前でパンツ脱ぐのか、俺は。  しかも、直接革パンの状態でプレイか……ナニが気になってしゃーない気がする……。 「今は……いいよ。……ぱんつ、なに?」 「普通にボクサー」 「じゃあ、大丈夫……これだから、隠れるよ」  礼華が広げて見せてくれたのは、軍服っぽい、シルバーの縁飾りと、同じ素材で胸に模様がつけてあるジャケット。前から後ろに長くなってる。見たことはあるな、これ。Hateのじゃないから、溺のか。 「ちょっと長めかもしれないけど……着てみて」 「おう」
/553ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加