エンド日常

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 曲の話と読書の話ばかりになってしまい申し訳ない気持ちがあるが、私の人生なぞくそしょうもないものだし、印象深いものはやはり人の創造物になる。  最近、ほんとにここ最近米津玄師の死神を聞いた。元ネタは落語の死神、もっと言えば落語心中というアニメの死神がモチーフだと思う。CVは石田彰、一人が演じているのに多様な声色を出し三人役をそれぞれの役柄に合わせて変化する。代表作と堂々と言い切れる名作である。  こういう何か特定のものをモチーフにしている曲は面白い。解釈があまりバラけないがその代わり元ネタを知っていれば知っているほど世界観を堪能できる。フルでも3分程度で短いのでずっとループにして聞いているが今のところ飽きが来ない。関係ないが、よねづをよねつと、けんしをげんしとたまに間違えてしまう。ガチファンに怒られてしまう。  どうしてこんなに中毒性があるのかまったくわからないが、同じフレーズの繰り返しが日本人は好きな人が多いらしい。やはり耳に残りやすいのは繰り返しなんだと思う。私もよく繰り返して同じ表現で締めることが多い。らしいを繰り返したり、思うを繰り返したり。反復法というらしいが、ただの手癖であることを自覚したい。文章を書いていると自分の不勉強さばかり目についてしまい恥ずかしくなる、教室にでも通った方がいいんだろうか。  明日は久々に映画館に足を運ぶ。車で行くのだが、その時車内で死神を最大音量にして大声で歌おうと思っている。カラオケに帰り道中行って歌いたいがカード会員じゃないので高いし、もったいない気がするので、多分行かない。一人○○を楽しむものに優しい世界になってほしいものだ。
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