ぷーちゃん、良い子だね!

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あーちゃん、かんちゃん、パパさんから、 『ぷーちゃん、大丈夫?』やら『ぷーちゃんえらかったね!』と優しく声をかけられて。 まずあーちゃんに甘えながら、どさくさに紛れてボーロちゃん←大好きなオヤツ を催促。いつもの芸をしただけなのに、褒められて得意顔…。 次はかんちゃんから、頂くかぁ…とばかりに抱っこをせがみ、ハイタッチをして、難なくボーロちゃんゲット! ねえ、ぷーちゃん…。ホントに病み上がり? 最後にパパ。パパはボーロちゃんなんてケチくさい事言いません。 『ぷーちゃん、ササミ食べるかぁ?痩せちゃって可哀想に。ほら、ササミ食べような。お芋も食べるか?』 パパは、芸をしなくても、際限なくぷーちゃんに与えちゃうので、私が『ぷーちゃん、もうおしまい!』って、取り上げます…。 私一人、極悪人のようになり、ぷーちゃんからあの大きなオメメでジト〜っと見つめられます。 『良い子だから、貰えたのに、ママ邪魔しないで!』って声が聞こえそうなお顔をしてましたが、お構いなしに冷蔵庫にしまいます。 病院からの帰りは、いつも『良い子だったねー』とか『えらかったねー』とか言われるから覚えたらしく、得意顔でオヤツをねだってます。うかつに、良い子だね〜って言えません。 とりあえず、皮膚炎も少し落ちついたからホッとしました。飲みづらい薬も飲んでくれたから、『ぷーちゃん、良い子だね!良い子だったからササミ煎餅たべる?』 完
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