雲のコラージュ

6/7
前へ
/7ページ
次へ
「申し訳ありませんでした……勝手に処分してしまって」 「いえ」 整備士さんは僕の形相に少し罪悪感を抱いたようだった。 彼女の吸いさし。 「君といてもつまらない」 そう言って、煙草の半分も吸わないで車から降りて行った彼女。 一本吸い終わるまで僕の傍にいることもしないで、よっぽどうんざりしていたのだろう。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加