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通報を訊いて駆け付けた制服警官に男性の身柄を引き渡した。
「署で話を訊こうか…」
連行される男性を私と翔さんで見送った。
「ありがとう御座います…」
「いや…俺は大したコトしてねぇよ…あ・・・俺の名前は伊集院翔」
「私は平子小夜(ヒラコサヨ)と言います」
「平子小夜??」
「!?」
「あ・・・そう・・・君が・・・」
「!?」
私は彼の反応に小首を傾げた。
「・・・そう言えば…俺…まだ・・・昼飯の途中だった…」
「伊集院さん…お店にご案内します…」
「ありがとう…君が・・・」
「!?」
彼は残念そうな表情になった。
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