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俺は泣きわめく淳君を母さんから奪い、美亜さんに返した。
「はい、美亜さん」
「すいません…翔さん」
「二人の相手は俺が引き受けるから…早く部屋に戻った方がいいぞ」
「はい…」
美亜さんは淳君をあやしながら自分の部屋へと戻る。
「あ、美亜ちゃん!?」
「ストップ…此処からは俺が相手だ。親父」
「翔お前なぁー・・・」
「翔、佑介は任せるわ…」
母さんは美亜さん達を追い駆けて行った。
「何だよ!?二人して…結託しやがって…大体お前は俺の部下だろ?」
「・・・俺の上司は別に居る…馬鹿な親父の配下に入った記憶はないぞ」
「俺似で勉強嫌いだったお前まで…俺を嫌がるのか…父は悲しいぞ…」
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