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「パパも入ればよかったのに…」
お風呂は私と香里の二人で入った。
「俺は…」
「おなじクラスのとし君のパパとママはまいにち三人でおふろにはいってるんだよ・・・」
「そうなんだ…とし君のご両親は仲いいんだな・・・」
「本当にすいません…」
私が後から出て、リビングに戻ると翔さんが香里の濡れた髪をタオルで拭いてくれていた。
「パパはおふろにはいらないの?」
「パパは入って来たから…入らない…」
「本当にすいません…」
私は洗面所から持ってきたドライヤーを翔さんに渡した。
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