疑似パパの受難

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「ありがとう…」 「いえ・・・」 翔さんは風呂上がりの私の姿を見て、頬を染める。 彼の反応に私も頬を染めた。 「パパ…はやくかわかして!!」 「あ、うん」 翔さんは香里に急かされ、ドライヤーのコンセントをプラグにさした。 ******* 「いつもはわたしのとなりはメルちゃんだけど…きょうはパパだからね…」 「そうなの??」 寝室に敷いた布団はシングルサイズの布団と子供用の小さな布団の二組。 香里の布団には私よりも大きな翔さんは入れない。 「俺は畳の上で寝るから…俺に気を遣わないで…小夜さん」 「あ…はい」 とりあえず、私たちも香里が眠りにつくまで、横になった。
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