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長谷川俊吾さん・・・
彼はアメリカの巨大IT企業『サイバーリバティ』日本支社の元取締役。
そして、アナグロだった日本のデジタル化に成功した。
彼がサイバーリバティーを手を借りて、作り上げた『Jシステム』は今では日本の社会、経済、すべて分野に置いて欠かせないものになっていた。
IT業界の人手不足は深刻であったが、彼一人の力がその不足を十二分に補った。
今は『Jシステム』管理会社『ジャパン・セキュリティシステム』の取締役に就き、その傍ら、警察の公安の秘密裡組織『BP』のIT担当として活躍していた。
「話はそれだけだ・・・」
「そっか」
「じゃ戻ろう…」
「・・・勝手に連れ出しておいて…」
「悪い…」
「・・・まぁー俺は翔さんの弱みを握れたわけだ…俺の下僕になるんだよな…」
「下僕って・・・!?」
「戻ろうか?翔さん…何だか…顔が青いな…どうした?」
いつの間にか立場が逆転していた。
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