343人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
「色々と手は尽くしたけど…最悪の事態が起きて、女性は元カレに刺され、亡くなってしまった…」
「・・・」
「…何も起こらないようには努力はするけど…限界があるんだ・・・市民の安全を護るのが警察に仕事なのにな…すまない」
「翔さん…」
「小夜さんがそう言うんなら…此処に泊まるよ…でも…俺はこのソファで寝る」
翔さんはソファに軽く叩き、言った。
「この間の事…気にしてます?」
「え、あ…うん・・・」
翔さんはバツの悪そうな顔になった。
「私は気にしてませんよ…」
「いや、俺が気にする…君は異母妹なのに…」
異母妹
その響きが私には辛かった。
最初のコメントを投稿しよう!