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アルマに月の物が来たのもあって、しばらくは何もなかった。
隣で寝はしたけど、話しかけようとしてもアルマはいつのまにか寝てしまっている。
そういえばアレが来たときは異常に眠くなるとどこかで聞いた気がする。でも俺はおしゃべり上手じゃないし、タイミングを考えればちょうどよかったのかもしれない。
アルマが泣いて以来、深い話はできなかった。
とはいえそれをアルマが望んでいるようにも思えないし、それでいいと思っている。
俺だって過去に好きな女はいたし、誰だって恋はするものだ。アルマは人より先に行くのがちょっと早かっただけだ。
十三も離れた子だから達観して見れるところもあるだろうけど、見知らぬ男に嫉妬するよりは、好きな男と一緒になれなかったあの子が可哀そうだという気持ちが強かった。
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