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桃太郎
語り(和)
昔むかし、お婆さんは川に洗濯に行きましたが
昨夜の大雨で増水して川は濁流と化していました。
お婆さん(明ちゃん)
「洗濯は無理じゃな、ん?何か流れて、
あれは……」
語り(和)
川上から大きな大きな桃が流れて来ました。
ドバァン、ドドド
お婆さんは両手に唾付けて細い帯紐で上半身を縛り着物の裾をたくしあげ川に入ったぁー!
流れが早い濁流の中、お婆さんは桃を両腕で掴み、そのまま川の外へ
お婆さんVS大きな桃……は無理でした、
大きな大きな桃の上に乗ったお婆さんはそのまま川を下り、お腹が減り桃を一口食べると
どんどんお婆さんの顔が体が若返り20代の美女へと変わりました。
桃を食べて穴が開き中には長く桃の中にいた
成人した桃太郎がいました。渋い顔のマッチョ
桃太郎(辰)
「美しい人」
語り(和)
2人は共に手をとり恋に落ちました、川を下り桃は海へ、そのまま鬼ヶ島に移住しました。
めでたし、めでたし。
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