7日目に、神が休まれたとき

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7日目に、神が休まれたとき

原初の時代、神は世界を創られた。 わずか6日の間に、光、天と地、星々、木々、命あるもの、そして神に象られた人類がこの世に誕生した。 すべてのものは神の威光と愛とに照らされて、そこに醜いものは何ひとつなかった。 天使「主よ、たいへん出色なお働きでした」 神「うむ、余も満足しておる」 神はご自分の作品を改めて御覧になり、そのすべてを祝福なされた。 天使「よもやこの世界においていかなる悪も、不正も、醜き心も、栄えることはありますまい」 神「余もそう信じておる。さて、創造は成し遂げた。余はしばし休むとする」 7日目に、神は創造のみわざを離れて休まれた。 この日、世界に神はおられなかった。 これまで神の光で満たされていた世界に、陰が生じた。 こうして生じた陰から、あらゆる悪の主、悪魔が誕生した。
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