73人が本棚に入れています
本棚に追加
森を出ると少し先に貴族様たちの姿が見える。
僕たちは並んで足を休めない。
しばらくすると、僕たちを見つけた貴族様たちが駆け寄ってくるのがわかった。
僕たちが見つめ合うと小指からユーディー様の手が離れていく。そして、彼女は一歩前に出て先を歩んで行く。その背中は姫様のものになっていた。背筋を伸ばし、凛と立ち振る舞っている。
その後ろ姿に僕は声にならない言葉を発した。
ユーディー様! 愛しています!
僕は今日、この日、愛と愛の終わりを同時に知ったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第三部 王都学園 討伐編
完
次回
第四部 王都学園 後期 序章編
構成をまとめるのに時間を頂きます。
続きが気になった方――よろしければスターのボタンをワンクリックお願いいたします。
あと、気になった点や感想などいただけると嬉しいです。よろしくおねがいいたします。
第四部 連載スタートいたしました。
https://estar.jp/novels/25909008
最初のコメントを投稿しよう!