プロローグ

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ピロンピロンピロン 聞き慣れた着信音が枕元でうるさく鳴っている。 「チッ、なんだよこんな時間に。」 憤りを感じながら、枕元にあるスマホに手を伸ばす。 まだ窓の外は真っ暗だ。 画面に表示された相手は、公衆電話。 はぁ? 自分の友人に、日常的に公衆電話を使う奴はいない。 「はぁい?」 若干のイラつきを隠しきれない声で応答すると、聞き覚えのある声がした。
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