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星を操る人たちの序章を読み終えたエリサは
「ふぅー」と大きめのため息を付いた。
「とりあえず序章はここまで。私の小説どうだった?」
アルフは思わず、スタンディングオーべーションした。座っていた椅子から立ち上がり、拍手喝采。でも病室なので少し小さめの音で拍手した。
「すごい!すごくいい!控えめに言っても最高!何か続きが読みたくて仕方なくなったよ!」
「ホント!?良かったぁ。変な小説かな?って自分では思ってたから、そんな風に言って貰えて良かったよぉ」
話し足りなかったのか、アルフは立て続けに話をし出した。
「でも凄くびっくりしたよ。」
「えっ…?どういう所が…?」
「うん。なんと言うか…まさかエリサがこういう感じの物語を書くとは思っていなかったというか…言葉にするのは難しいんだけどね。」
自分を想いを伝えようとしたが、思う様な言葉が出てこない。しばらく沈黙が続いたが、アルフの考えは少しまとまったようだった。
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