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アルフからの手紙を読んでエリサの頬には涙が伝っていた。
「アルフ…ありがとう…。」
次の新月の日、アルフはエリサの病室を訪れていた。
「アルフ、お手紙ありがとう。すごく嬉しかった!何でもない事だけど、直接言われるよりも手紙の方が伝わるのね。感動しちゃった!」
アルフは満面の笑みで首を縦に何度も振り続けた。
「読んでもらえて良かったぁ。ね?手紙って何か良いでしょ?エリサも小説書いてるから、この気持ち伝わるかなって。」
「うん。すごく伝わった。本当にありがとう。じゃあ今日からはアルフが読み聞かせをお願いね!アルフの声で自分の物語が聞けるなんて、何か不思議。でもすごく豪華かも!」
エリサは照れながらそう言った。
「よし!じゃあ今日からは僕の担当ね。もちろんエリサも調子の良い時は読み聞かせしてね!」
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