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倒れた
クロムウェルとの交渉は3日かかった。
その後、ジェイドと王宮警護の打ち合わせ等を行い、帰ったあと科学研究所の視察、所長のアーサー・メルクリウスと会談、イースト・ファームと輸入会談、ノース・アイランドと水産物の輸入交渉、アカデミー全域の住宅配分業務の視察、他にも会談視察視察会談などを起こったあと、ベッドの上でジョナサンの糸が切れた。
「参った。立ち上がれなくなった」
看病にあたった王妃フランチェスカは呆れて言った。
「貴方、1睡もしないで1ヶ月も仕事したらああなるわよ」
「ここんところサボってたからね。あいつ等と会ってたらとんでもない量の仕事が」
要するにエロ国王死ねといった塩梅だった。
「纏めてやろうとするからよ。深夜の会合に付き合わされるお義父さんとかの気持ちを考えなきゃ」
「うん。それは解るが、休めって言わないんだねフラさん」
「仕事は仕事。貴方じゃなきゃ出来ない仕事よ。倒れないよう気をつけて死ぬまで働いて。あ、ルルコットがもうすぐ来るから。ジュース飲めばいいのよだから」
今死ぬまでっつった?
あとルルコットのジュース飲みながら仕事とか出来るかボケ。
あんな苦しい思いするなら過労死した方がマシだ。
ああ、いやフラさんとするのはいいんだけどさあ、正直言って癒しが欲しい。
「ジョナサンーーウッド・ドラゴン」
え?
ジョナサンの呟きを、一人フランチェスカは耳にしたが、意味が解らなかった。
一時間後。
両手に抱えきれない量の毒薬にしか見えない健康ジュースを籠に入れたルルコット・タルボットや、アーサー・メルクリウス、北のサパンペ、仕方なく来たマイルズ・フォートゲルトといった面々は、
「むがあああああああ!ふがああああああああ!」
縛り上げられ猿轡を噛まされた王妃の横の机に、こんなメモ書きを認めた。
ちょっと趣味に生きます。
「どっちですかね?所長?」
「人のこと言えませんが、お盛んですからね」
アーサーはそう呟いた。
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