1人が本棚に入れています
本棚に追加
でも、そんな状況なのに私の瞳からは涙が出てこない。その意味も理解できない。
多分それは、私にとっての嬉しさが、いつも涙から解放してくれるものであったからなのだと思う。
きっと、嬉し泣きの経験のない私は、その感情が欠けてしまったのだと思う。
今は久しぶりに家族が出来るその嬉しさで、両手を広げて叫びたい気持ちで一杯、脚だって上げたい気分。
だけど、そんなことをしたらこの場の空気を思いっきり壊してしまう。
だからこの気持ちは、私への配慮で披露宴よりも盛大になることになってしまった、この後の二次会まで取って置くことにする。
今は、思いで溢れているこの場の空気を大切にしたいし…
最初のコメントを投稿しよう!