*あとがき*

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*あとがき*

 「ワーカーホリックに愛を囁けば」  最後までおつきあい頂き、本当にありがとうございます。  このお話のテーマは「三角関係をそれぞれの角度で、仕事と恋に対する価値観で転がす」という、短編をぎゅっとした感じにしたいなと思って、始めてみました。  簡単に言いますと、おにぎりがころころと転がって、真ん中の具を食べるために、三角の角を回して食べていく感じ、です。(食いしん坊的表現、笑)  まあ、マンガ展開なんで、オイオイと突っ込めるキャラを目指しました。  前作の「宵に溺れるカシオペア」では一人称ゆったり大人ラブだったので、三人称でテンポが早いラブコメを目指してみました。なかなか、速度は上がらねぇぜ、と紫崎くんにはじれじれしていました。  もうちょいエンジンはよ。最後1万字のスピードがぱねぇわ。(おっと、ひとりでノリツッコミ失礼しました)  裏テーマは「紫崎くん、恋を知るまで」です。笑  当て馬だいすきな作者は、紫崎くんが書きやすかったぁ。  創作の中でのグズ男は、魅力的ですね。現実では腹パァンと尻ペェンですが。笑   会社を設立し、ミーコを略奪して欲しいと思います。  昏くん、頑張れ、とヒーローのはずなのに、常に「紫崎はヒーローに変わる可能性がある」という不穏因子を漂わせてみました。(漂ってましたか?)  作者の不公平な愛により、昏くんは紫崎沼の脅威で終わるという不憫系ロールキャベツ(何それ)になりました。  無事にかき終えることができてほっとしています。  いつもギリギリの綱渡りで、最後の一文をどうするか悩んでいました。  楽しく読んでいただけることを願ってかきましたが、まだまだ展開がワンパターンで、もっといろいろな引出しを持ちたいと思った今日この頃でございます。  何にせよ、ここまで読んでいただいたお優しい方々、本当に感謝、感激、雨あられ(古い)です。  今回はポップなオフィスラブで、自分の中ではサラっとした部類だったので、今度はバチくそ重いラブストーリーを書きたいと思っています。降り注ぐ〜とか、テルミーみたいな感じの恋というか、愛というか、人生観のぶつかり合い(?)みたいな。  では、また別のお話で出会えることを願って。  あ、でもその前に。おまけ話にお付き合い頂けましたらこれ幸いです。  まだ書いてますので、年末まで、ゆるーく更新していく予定です。  ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。   キハル
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