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夜中のコンビニは、夜泣きする子供を連れた母親の救いの場だと思う。
ギャン泣きする子供をあやしながら、陳列された商品を流し見る。
店員や他の客からの視線が怖い。
ここも、あまり長居はできないな。あと半周したら外に出よう…。
――こっちは仕事で疲れてんの。オマエ母親だろ？
――子供くらい泣き止ませろよ。できないなら母親辞めちまえ。
旦那の不機嫌な声から逃げるようにして、夜中の0時から外を徘徊する日々。
いつでも外に出れるように、抱っこ紐とお世話グッズを玄関先に常備するようになったのは、いつからだっただろうか。
――たっちゃんと同い年の子供いる同期のとこは、夜泣きなんかしないって言ってたぞ。オマエの世話の仕方が悪いんじゃないの。
初めての育児なのに完璧さ求めないでよ。
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