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「は?」
「な?」
「え?」
「へ?」
「あん?」
「す?」
「ゑ?」
今度はボクが貴樹君に経緯を話そうとした矢先、メンド少年が唐突に場の空気を凍て付かせる発言をしました。
メンド少年を除く全員が彼の発言した内容に「ナニ言い出してるんだ、コイツ?」という眼差しをもって凝視します。
「オレっち、匂いの精霊と契約してるから、人とか物とかが纏う匂いに超敏感なんだ。だから、分かったんだけど、キミさ、オレっちらと別れる前と匂いが微妙~に違ってるんだよね。見た目は変わってないから、ぴーんときたよ! 下着を替えたってね♪ 当たりだろ?」
………………………………
「何ですか、この気持ち悪いの?」
「メンド……、その発言は流石に……」
「勇者様、彼とは友誼を断つべきです!」
「最低っ!!」
「救いようのねーな……」
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