4、異世界でリアルボス戦!!

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 ──ピクッ。  挨拶もナシに言うに事欠いて、このガキャ……。 「言っておきますが、ボクはこれでも三十代前半なものでしてね。だから、お酒を呑むことをとやかく言われる筋合いは無いのですが?」 「──!? マジかよ、嬢ちゃん! オレより、四つ以上、上なのかよ!」  おや、見た目に反してガメッツさんって意外と若かったんですね……。  さて、それよりも問題なのはメンド少年。 「え? えー?! マジ!? 見た目、オレっちらと変わらねーのに、三十過ぎとか、タカキが言ってたロリバ……──へ? あれ? 何で、オレっち、宙に浮いてるの?? って!? っのわぁ~-?!!!」  メンド少年がみなを言い切るより先に、堪らずボクは彼を風の魔法でもって宿屋の外へと追いやります。 「──貴樹君、アレに何て言葉を教えてるんですか?!」 「…………えっと、あの、その、す、すみません!」 「いきなり、やらかしたっすね、アレ」  風の魔法で飛ばされて行ったアレこと──メンド少年をランテ君は“あー、やっぱりっす”といった表情で視線だけで見送ると、何事も無かったかのように、 「ささ、勇者貴樹君も、第三王女様も、ユーウちゃんも、座って、好きなモノを注文して、たらふく食って楽しんでいって下さいっす」  貴樹君たちに席を勧めます。  そうして、その後も色々となんやかんやとありながら、飲めや歌えのドンチャン騒ぎな宴会は深夜まで続きました────。
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