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「はは....そんなの別にいいぜ、気にすんな」
「....そっちは気にしなくてもこっちは気にするの!」
「......」
「お茶しかないけど、良かったらどうぞ」
今まで顔しか出してなかった女だったが、ドアから完全に身体を出し先程と同じ様に少し恥かしそうに言った。
一瞬、俺をからかってんのかとも思ったが、どうやらそうではないらしい....
「....ホントに良いのかよ?」
俺は一応確認してみた。
「うん....」
女は俺を上目遣いで見て、両方の口角にグッと力を入れた表情で微笑みコクリと頷いた。
玄関を上がると2~3メートル程の廊下があり、突き当たりに白いドアが見えた。
その廊下の左側が風呂、トイレと見た。
白いドアには【プライベートルーム】と書かれたこれまたハート型のコルクがぶら下がっている。
女に案内され中へ入ると、そこはそこそこ広い空間が広がっていた。
部屋は2連に繋がってはいるものの、キッチンとプライベートルームにちゃんと分かれている。
女は部屋に入るなり一目散に一番奥にあるベッドへ行き、静かにパンダを仰向けに置いた。
しかし何だこの部屋……
キッチンに関してはまあ普通だろう。
だが、問題はその隣りのプライベートルームだ。
ま、眩しっっ!!
男の俺には眩しずぎるぜっ!!
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