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「そう言って貰えると助かる....」
「ああ」
納得する俺。
「それよりも俺がビビったのはお前自身だよ」
「えっ!?」
「お前....本当に22なのか?」
眉間にシワを寄せ真面目な面で聞いてみた。
そうだよ!
俺の一番の疑問は部屋とかベッドとかパンダじゃなくてお前なの!
「ちょっとぉ~~~~、相変わらず失礼ね!私は本当に22よ!これでもOL2年生なんだからねっ!」
先程とは打って変わって女はいきり立った。
こっ、怖っっ!!
「OL2年?....ぜってぇ見えねえ、どっからどう見ても中坊だぜ!」
「見えなくても私は22でOL2年なのっ!!....てか、そういうアンタはいくつなのよ!?」
「俺は....ハタチだ」
女の迫力に押され、本当の事なのに何故だか躊躇してしまう俺。
「ハタチ!?....私より下のくせに態度でかぁ~~~い....それにお前ってどういう事よっ!有り得ないっ!....お姉様って呼びなさいよ」
「はぁ!?お姉様だぁ!?」
おいおい、お前何キャラだよ。
「....と言うのは冗談だけど」
冗談かよ!
マジ焦ったぜ!
「ん~~~、《神楽さん》とか《桃子さん》で良いよ....後は《ももちゃん》でも許す」
どれも....呼びづれぇ....
普通なのに呼びづれぇ....
何でだっ!?
「そ、そうか....分かった」
ヘンテコリンな気持ちと共に、とりあえずコクリと頷き承知した。
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