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「私の名前は分かったとして....貴方の名前聞いてなかったわよね。何て言うの?」
あ....そういや俺の自己紹介がまだだっけ?
「俺は涼....《相楽涼》だ」
「涼か....良い名前だね」
「そいつはどうも」
「相楽か....私の名字の神楽の《ぐら》と相楽の《がら》って同じ漢字じゃない?」
「おっ、そういやそうだな」
「うん....」
その後、俺たちは『プッ』と吹き出しお互い含み笑いした。
この時、良い意味でお互いの何かが切れた気がした。
「確認だが....」
俺は話題を切り替える。
「何?」
女は聞き返す。
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「本当の本当に22のOL2年なのか!?」
俺は身を乗り出して、女ぁ....いや、本名が分かったから名前で呼ぼう。
桃子の顔をマジマジと見ながら再確認した。
「ううぅぅぅ......しつこぉ~~~~~いっっ!!!!」
その瞬間桃子は、3~4件先まで聞こえてんじゃねえかと思うぐらいの大声を上げた。
俺は見事に桃子を怒らせてしまった......のか???
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