新たな挑戦

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 僕は緊張して体をこわばらせながら、ある部屋の扉前に立っていた。 「緊張してる…。でも、それ以上に、…楽しみだ」  深呼吸をしてからドアノブを回し開け、部屋に一歩足を踏み入れた。 「失礼します。一年C組の千葉(ちば)彰真(しょうま)、入部希望です!」  僕は、今までにないくらい大きな声で叫んでいた。扉脇の壁には、『自転車競技部』と書かれたプレートがついていた。
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