明日がある君へ

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明日がある君へ

 ――ヤエさん、明日はログインできますか?  えっと。仕事が休みだからできるよ。  ――じゃ、じゃあ! 俺、十八時にログインするので、またバディを組ましょう。  わかった。私もその時間にログインするね。 ──やった。俺、ヤエさんと組むのが一番、動きやすいです。じゃあ、また明日! おやすみなさい!  おやすみー。  私はマウスを操作して、パソコン画面に出ていたログアウトのボタンをクリックする。オンラインゲーム〝バディ・バトル〟の終了を見ながら、イヤホンを耳から外した。  時計を見ると、午前一時だ。うわっ。今日も、家に帰ってきてから、ずっとゲームをしていた。苦笑いがでたけど、楽しかったから、しょうがないと思う。  あー、しゃべりすぎて、喉が渇いた。なんか飲もう。  私は玄関の近くにある冷蔵庫へ向かった。扉を開いたら、納豆のパックが一個、ぽつんとあった。 「ははっ……なんもないな……」  目がさめちゃったし、近くのコンビニまで買い物に出かけようかな。  私は冷蔵庫の扉を閉めて、玄関にほっぽり出してあったサンダルを履いた。
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