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生還
そうして私たち二人の生活がようやく始まりました。
間もなく戦争が始まりましたね。
あなたに赤紙が届いた時、それはそれは恨めしく思ったものです。
お国の勝利など、私には何の価値もありませんでした。
非国民と罵られようとも、私はあなたの無事を神様に毎日お祈りしておりました。
数年後、厳しい戦争からあなたは私の元へ帰ってきてくれました。
あなたを待つのは苦ではありませんが、生きて戻ってきてくれるまでは一日千秋の思いでございました。
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