秀介 お姫様に出会うまで

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「何、なに?ここはカップル成立?」 柴原が横に座って来た。 「絶対にありません。」 「絶対にない。」 ほとんど同じタイミングで返事をしていた。 「息ぴったりじゃない。高橋さん、こいつ俺の同期なんだけど、社長秘書でね。有望株だよ。」 こいつは知ってるよ。 有望株とは思っていないだろうが。 「私にも選ぶ権利はあります。」 「それは、こちらのセリフです。」 俺たちの掛け合いに柴原は、驚いていた。 「川田。お前、結構高橋さんとお似合いだよ。これだけ素を出してるの、珍しいな。」  どうも柴原の中では、カップル成立らしい。 まぁいいけど… あれ?
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