彼氏くんと彼女ちゃんの話 2

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***** 彼の帰りを待ちきれず、先にベッドで眠っている。 そこに仕事を終えた彼が帰ってくる。 『ああ、なんだ先に寝たのか……ふ、寝顔も可愛いな。 おやすみ、俺の愛しい人……』 そして、気持ちよく眠る自分の額に、彼はそっと優しく唇をおとす――― 「なーに考えてやがる! お前、今すんごい顔が緩んだぞ?」 「え、いや、その、普段聞きなれない言葉からちょっと、少々未来の妄想を……」 「なんか怖! すっげえ怖! どんな妄想してやがるんだ?!」 「え、聞く? 勇気あるな~そんなに私の妄想に興味ある?」 「……いや、いい、遠慮しとく……。 ああもう、俺帰る。 じゃあな」 「へへ。 うん、おやすみなさい。 いい夢みてね!」
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