駄作

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そんなに私を愛さないでくれ。 私は孤独がいいんだ。 孤独に包まれたまま生きて、死にたい。 そうでないと、みんなが離れた時に感じる孤独が大きくなってしまう。 そんなの私は耐えられない。 だから私をひとりにして欲しいんだ。 そう思っていたら私の飼い猫の2匹のうち、1匹が窓から脱走してしまった。 私が病んでいるこの状況下で逃げ出すか…? まあ、動物だから仕方がないのか。 仕方ないか…? まあいい。 私は猫が好きだ。 可愛くて可愛い上に可愛い。とにかく可愛い。 だから大好きだ。 飼い猫は2匹とも保護猫だ。 1匹は元飼い猫だったようで、私達にすぐに懐いてくれた。 もう1匹は完全に野良猫で、懐くのにかなり時間がかかった。 今回逃げ出してしまったのは、元野良猫の方である。 最近私によく懐いてくれていたのに…。 何故逃げ出してしまったんだ…。 私を1人にしないでくれ…。
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