January

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会長と二人、人混みから抜けたところでみんなを待つことにした。 外は寒いからか、人混みのおかげで少しましになっているような気がする。 「ー…俺さ」 「…はい?」 「くるみちゃんに出会わなければ…悠莉のこと、信じてあげられた気がするんだ」 「え?」 「悠莉から話聞いてるんでしょ」 ー…会長は。 私がどこまで知っていると思っているんだろう。 会長は、一体どこまで知っているんだろう。 「でもさ、くるみちゃんに会えて、よかった」 ー…悠莉先輩、ごめんなさい。 弱くて、最低な、私を許してください。 「…悠莉には申し訳ないって思うんだけどさ。悠莉がいなければ…多分、くるみちゃんに俺が興味を持つことなんてなかったと思うから。俺は、出会ってくれて、感謝してる。悠莉にも、くるみちゃんにも」
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