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「なんの嫌がらせですか生徒会入りなんて」
「まさか、逆だよ逆。くるみちゃんが可愛くてとっても好きだから」
ニコニコと嘘くさい笑顔を貼り付けながらこっちに近寄ってくる。
「…ほんとに私のこと好きなら、こんなに嫌がってる私を生徒会入りなんてさせないと思うんですけど」
「残念ながら僕には君と一緒に過ごせる時間が1年間しか残されてないからね。まずはお近付きになるところからはじめないと」
そう言って、私が開けるのを躊躇していた生徒会室の扉を思い切り開いた。
中にはもうほかの役員や顧問の先生が集合していて座っている。
「改めて歓迎するよ、崎川くるみさん。ようこそ生徒会へ」
そう言いながら振り返り、手を差し出す会長の横をすり抜けて、仕方なく生徒会室に入った。
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