第四章 カミングアウト

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第四章 カミングアウト

もう二度と、君のその手を握ったりなんかしない。 泣いて叫んで決意(きめ)ても、結局また探す 自分の足で歩いても うまく先に進まない 落ちた雛鳥のように 無駄口ばかり どんなに見た目が老けても、ちっとも一人に慣れない 今日も 君と生きる幸せを失くす日が来るのが怖くて 無駄に歯向かってて  だから明日も、僕はちっぽけで弱い自分を選んでくれた 君の隣がいい。 だから明日も 君の傍で歌う ――WINGS『Your side』 36b55fa0-9562-464f-886f-d14ffa5cd4b9 ーーーーーー
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