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私はそのコテージを買い、仕事をやめて母と住むことにした。
幸いなことに、私は独り身で、お金は有り余っていた。母の財産もあった。
仕事をしていなくとも、生活に困ることはない確信はあった。
コテージを紹介されて数週間後。
私と母はその家に移った。
二人きりの生活。
私と母だけの生活。
けれど日々の大半を、母に捧げる生活はたちまち私を蝕んだ。
ささやかながら、私を癒していた眠りの時間も、まもなく奪われる。
深夜にうなされる日々。
しかし。
そんな日々の中で一つだけ奇妙な変化があった。
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