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30歳の頃、二人目の夫との間にできた女の子を出産した。
可愛くて、愛しくて、私の大切な宝物。
名前は“梓”と名付けた。
結婚して子供を産んで、幸せな家庭を築いてやる。
そんな決意も虚しく、梓が1歳にも満たぬ間に私達は別れてしまった。
なぜなら彼が自由主義のあまり、全然家事や育児を全然手伝ってくれなかったからだ。
産休、育休をもらいつつ時には時短勤務をしていた私は、それらを一人で必死にこなしてきた。
もう限界だった。
夫のパンツを洗っている自分がとても惨めに感じた。
どうせ今後も仕事を続けていくなら、この人なしで一人で梓を育てていく方が楽かもしれないと思った。
だから、離婚を決めた。
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