眠り

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出てきたのは巨大な道化師(?)だった。あと人らしき影も見える。 『ショータイムの始まりさ!!!』 その声が聴こえた途端、ディスコみたいなノリが生まれた。 「は?????」 俺の声と重なるように俺の背中にボールが当たる。 『一人目に選ばれし挑戦者(ゲスト)は君だ!!!さぁ、運命をどうぞ!』 スポットライトが当たる。カードが示される。 何がゲストだよ。何がサダメだよ。もう、思考回路も追い付かんし、ツッコミも追い付かない。 どうだっていい。何も起こらない。適当に選んだカード。 『さぁさぁ、運命ですからねぇw』 「笑うな!!」 そう叫んだ時には遅かった。両手を握り締められる。背筋を何かで撫でられる。痛い。 『あなたの選んだカードは…………』 はっとした。もうすでに分かりきっている。覚悟をさせてくれ。頼む。
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