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それから、毎日走った。雨の日は自粛したがそれ以外は走った。
いずれ、先生から辞めてくれと言われるかと冷や冷やしていたが、そんな事も無く二年間走り抜けた。あ、一回転んで膝から血を流したときはヤバいと思ったが、先生は笑いながら手当てをしてくれていた。
卒園の日、娘ちゃんは俺に、
「毎日送ってくれてありがとう。パパ大好き!」
二年前より少し大きくなった娘ちゃんは俺の腰に抱きついて微笑んで、俺への人見知りもすっかり無くなっていた。
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