熊の助とさつき

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熊の助とさつき

熊の助の今日の取り組み、さつき山の一番です。 この取り組み、熊の助はまだ一勝もありません。 時間制限となりました。 両者は睨み合い、熊の助は。 このあまふざけやがって、今日こそ正体を見抜いてやる。 一方のさつき山は へ〜いどんとかかってきやがれ。 二人はがっぷりよつになる、熊の助はさつき山の回しに手を回し、なんと結びに手をほどいたそれ睨み気づいたさつき山は熊の助の顔面に強烈なパンチさらに顔面めがけカウンターキック熊の助は土俵下に転落、さつき山東の花道を逃げて行きました。 土俵の上では勝負審判役が、熊の助は土俵に上がる勝った気分でチョンソすると行司は。 バカヤローお前の反則だ。 と言い熊の助の顔を蹴った。 お客さん、お客さん、終点の福島に着きましたよ。 何だ夢か。 2011年3月11日東日本大震災が起きた日朝、夜行バスで福島に着いたのは午前6時頃だった。 新幹線よりも料金が安い高速バスでの帰郷であった。 熊の助は福島の駅前を散歩し、食事が済んだ後に土湯温泉行きのバスに乗った。 時間は8時を過ぎていた。 懐かしく感じるなぁ、もう何年と戻ってない気がする。 バスに降り約20分で我が家の近くのバス停で降りた。 家には、朝から親戚の娘が来ていたことを目にする。 これまずい、あれもオレが逆ギレさせた女の一人だからな。 いとこの名前はさつき、痩せた熊の助とは対象で体つきは大きかった しょうがねえ裏から入るか。 熊の助は裏から入り自分の部屋に行った。 ちょっと横になるか。 熊の助は布団を敷き横になりそのまま寝てしまう。 どれくらい寝たか時間は午後になっていた、目を覚め居間のに行く。 居間には数人話し声がすると廊下に妹が出て来て、熊の助目が合うと中に戻り。 ちょっと熊が戻って来たよさつきちゃん、あれ熊にさせた方がいいよ。 なに熊の助が戻って来た。 中では大騒ぎ、熊の助は部屋の中に入った。 この野郎、いつの間に帰った。 祖父が熊の助の家にいた。 おめえ手ぶらで帰って来たんでねえか. 祖父に言われると部屋に戻り手土産を持って来た。 それジジイ。 草加煎餅か熊にしては珍しい。 熊の助は醤油を数本出しで。 後はみんなで一本ずつ持って帰っんな。 いとこのさつきは。 何んだこんな物その辺のスパーでいくらでも売ってるじゃん。 熊の助は反論する。 千葉県野田市の名物は醤油で、これは皇室献上の醤油ださつきにはXLサイズのパンティを探したけどなかった。 さつきはギョロ目で。 バカにしてるわけ、だったら今までどこをホッツキ歩いてんだアホ。 俺はさいたま市の川口、千葉県の柏市などを拠点として仕事をしてた、なんだ喉乾いた俺とジジイの分コップ出せ酒を飲む地酒もあるんだ。 すると父親が。 このヤロー酒など飲ませんな、飲んだら最後何喋るかわからねえ。 すると、大きな揺れが来た時間は2時45分だったその瞬間に熊の助の腕の肘がさつきの顔面直撃ギャーと大きな悲鳴を揚げ気絶する。 鼻血を出し失神状態になり、妹は体がこ柄なためにすぐに外へ出た。 家の中のタンスなどは倒れ台所もめちゃくちゃ。 外では妹が大声で。 家はグラグラ揺れて屋根ので瓦も落ちてるよ。 熊の助の父は大声で叫ぶ、熊はさつきも一緒に連れて行け。 さつきなど、どうでもいい死んでも。そうは行かねえ、このバカ。 みんな慌てて逃げる,熊の助はさつきを背負い一番最後逃げ外に逃げる。 家は半壊し寝床しか残らねえ、死ぬまえにこんな地震とはなぁ。 ジジイは憎まれっ子世にはばかるだから長生きするんだ。 うるさい、熊は当分はさつきの面倒は見なければならない。 嫌だよ。 地震の大きな揺れが続きその時、さつきが息を吹き返した。 熊のバカ言わせおけばその気になって、この仕返しは必ず。 その後各地の被害状況が入って来た、沿岸部の巨大津波の被害も熊の助達はジジイとさつきだけが住む大きな家に家族身内だけでなく近所の人達も避難していた。 古い農家なので、米や梅干し保存された野菜がありました。 みんな蝋燭は揃いましたね一人一人怖い話しをし終わった順から蝋燭を消して下さい。 熊の助が言うとさつきが大声で。 こんな時そんなバカなことやめなよ、避難所に入れなかった人もいるんだからこのバカ。 ごめんください。 さつきが玄関に行くと、市役所の職員から来ていた。 あ、ご苦労様です。 こちらに避難した方々の安否確認に来ました。 それはそれはご苦労様です。 職員は名簿を作り帰って行った。 今の職員の話しでは高齢者の介護用品品薄になると言ってたな,こんな時ジジイ余計な手間も掛かるもんだ。 さっきから煩いんだよおめえは、こんな時に帰って来るからこんな大地震が起きるんだ。 あらそう〜。 明日から後片付けしてもらうよ、さっきの礼はタップリとハクビシンの糞や庭の余計な雑草も。 さつきが言う熊の助は。 ハクビシンの糞とは何事ぞ. すると妹が。 熊にさせたると言った話し。 何年何年も屋根裏や庭木など手入れしないとそうなる、婆さん、おんつゃま、おばさん様死んで何年になる大体さつきおめえが婿取りさせねげねえXLサイズの下着を着た女に大飯食らいでは婿など来るわけねえ。 さっきからごちゃごちゃばかり言って終いにはケガするよ。 するとまた大きな揺れが来た。 やっぱり熊が帰ったせいだよ、余震だっていつ来るかわからない。 さつきは大きな声を挙げ、それは大人の騒ぎ方ではなくて子供の騒ぎ方だった。 熊の助はジジイに。 さつきはな精神年齢が低いんだ、体は大人のでも頭の中身は子供と同じだ。 おめえ、いい加減言うのはやめろさつきが怒り出したらおらには止められねぇ。 ジジイが止められないと言っても俺は止められる。 ふん、やってみろ。 その日は日が暮、翌朝に避難所は満員さつきの家は後どれくらいの人数が増やせか問い合わせがあった。 さつきは庭で太極拳をしてた。 これさつき変な踊りやめろ。 熊の助は言った,さつきは笑いながらあははは、だから熊はあほなんだこれは太極拳。
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