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光春と付き合って3ヶ月が過ぎた 最近忙しくて出掛けてないけど お家デートをするようになった 「ごめん、いつも家ばっかりで」 「なんで? ゆっくりまったりしちゃってるよ」 「デート、出来てないし」 「忙しいんだから仕方ないじゃん」 「由奈」 「みちゅくん」 「…まだ仕事…残ってるのに その呼び方で誘惑しないでよ」 普段は光春って呼んでるから たまにみちゅくんってからかうと 本気で照れちゃうんだよね 「はい、お仕事頑張りましょう」 頭を抱えてた光春が急に立ち上がって 座ってた私の後ろに座った みっ…密着… 「ど、どうしたの」 「責任は取ってもらうからな」 えー、なんの責任? パソコンを移動させて仕事再開させちゃってる 抜け出せないし 仕方なく光春の邪魔にならないように小さくなって これって、抱きしめられてるみたい 「心臓バクバク」 「背中に伝わってる」 「心臓もたない」 パソコンを打つのを止めて 立ち上がろうとするから つい 「え、行っちゃうの」 なんて口走ってしまった 「…」 「あ、いや、仕事やりにくいもんね」 「それは平気」 元の場所に戻って仕事を再開 私の頭に顎を置いて仕事をしてる
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