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咲那「イケメンだったら咲那にも紹介してね?柊華。」
柊華「分かったよw本当、面食いなんだから…。」
咲那は今私が言ったように、面食いだ。しかもかなりの。
今までに何度か彼氏が出来はしたものの、ハズレくじばかりを引いて痛い目を見てきたので、彼氏の理想が高くなっている。
とりあえずイケメンなら何でもいいらしい。
性格自体が向上心の塊、理想を高く求めるタイプなので、自然とそうなったんだろうなと私は思っている。
ちょくちょくイツメンの説明をしているが、かなり個性の塊が揃っている気がする。
私だけ個性が薄い。
優莉「あ、そういえば、今日転校生が何人か来るらしいよ?」
え?転校生?
咲那「え?マジィ?何人かなぁ。」
珠莉「マジマジ。さっき職員室前通った時に聞こえたんだけど、韓国と中国から来るんだってさ。」
咲那「中国かぁ…。韓国はイケメンのイメージ強いけど、中国なぁ…。」
面食い発動。
凛々華「中国にもイケメンなんてゴロゴロいるよ。」
言い方どうにかしてくれ、凛々華よ。
咲那「マジ?!じゃあちょっと楽しみかも!」
チョロいなぁ…。
私の通っている高校はかなりグローバルな高校なので、日本人と外国人の割合はほぼ半分。そこに外国人が新しく転校してきたとしてもさほど驚くことではない。だからみんな普通の反応。なんか、すごい。
キーンコーンカーンコーン…
山崎「チャイム鳴ってんぞー。席座れー。」
担任が気だるげに声を出しながら入ってきた。
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