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「ママー、蜂が襲ってきたー」
赤ちゃんの頃から、大ちゃんは毎日怖い夢を見て泣くのでママは困っていました。
明日はもう6歳の誕生日です。
「ハッピバースデー、ディア大ちゃーん」
大ちゃんがケーキのろうそくの火を吹き消すと、ママが隣の部屋から動物の赤ちゃんを抱いてきました。
「はい、お誕生日プレゼント」
「うわー! かわいい! 何の赤ちゃん?!」
「バクの赤ちゃんよ」
バクは夢を食べると言う逸話のある動物です。ママは大ちゃんが怖い夢を見ないようにと、バクの赤ちゃんをプレゼントしました。
黒と白のまだら模様の赤ちゃんに大ちゃんはバックンと名前をつけました。
大ちゃんはバックンにミルクをあげようとしますが、全然飲んでくれません。
「病気なのかな?」
大ちゃんは心配になりました。
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