あとがき

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あとがき

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。 このお話は、兄妹、同居という定番コンビネーションに、犬や、年の差、恋愛感の違いなど色々な要素を入れ込んでみた作品です。 自分の事は名前呼び、フレンドリーで敬語が直ぐに飛ぶ、頭の中では英語と日本語が入り交じる、世間には天然と言われるだろう花ちゃんですが、愛犬もじゃるまるをとことん大事にしたり、好きな物は好きとか、自分の生き方にはポリシーがありそうな人です。 (自分の事を名前で呼ぶ事を含め、表現する言語でその人の知性が憶測されがちであるという事になんとなく興味があります。それもあって花ちゃんの個性として、自分を名前呼びにしましたが、現実的にはバイリンガルの方こそ、あんまり自分を名前呼びにする方はいないのかなぁとも、勝手に思います。) その花ちゃんが好きになったのは、会社ではしっかりしてて、仕事ができる、大人でセクシーなけんちゃんこと、高橋部長です。 が、けんちゃんは、バツイチで真剣な恋に臆病だったり、花ちゃんの美ボディに釘付けになって悶絶したり、案外、普通の男だったりします。 そんなちぐはぐな二人の恋だったのですが、もじゃるまる効果で、ふんわり軽く仕上がった気がしています。 『月まで一往復』に登場したカップルなので『月まで一往復』の修羅場を二人の視線で書いてみました。あのときのジェイクの焦りと、それを見て、男に呆れる花ちゃんと我が身を省みるけんちゃん、楽しんでいただけましたら幸いです。 そして、途中登場する百合香さんのお話は『しろいネコ』というショートストーリーにしました。百合香さんのお相手のイメージはなんとなく『4Dゲーム』に登場する及川さんです。良かったら、お時間のある際に、一読下さい。 お話を書いていると、サブキャラで、光る人がいます。「月まで一往復」のけんちゃんと花ちゃんが、まさにそういうキャラだったのですが、今回のお話を書いて、私的に気になっているのが、バーテンダーのあっちゃんです。いい男の気配がします。いつか、あっちゃん、もう一度、日の目を見せてあげたいです。 ライトなラブコメを目指した割に、けんちゃんが勝手に色々な女性のことへ行ったり、帰国子女の花ちゃんが何処でも浮いている気がするという心の闇をうっすら覗かせたり、ラブコメから多少ズレてしまった気もしますが、二人なりの恋のお話でした。 ライトに仕上げたつもりなので、まだラブラブ具合が足りないよ、という方に向けて、スター特典で、その後の二人のいちゃつきを近日中に紹介したいと思います。ほぼいちゃつきとエロだけのショートストーリーですが、お暇なときに読んでいただけると幸いです。 最後までお付き合いいただきました皆様、ありがとうございました。 毎回、スター、コメント、誤字報告など、ありがとうございます。妄想の励みにしています。 2022年4月 蒼穹
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