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友達の香菜と夏祭りに行って、私たちは同じ高校の男たちに声をかけられた。 男たちは二つ年上で、香菜も私も初めは舞いあがった。けれど男たちが夏祭りだけで飽きるはずなんてなかった。 私はそれを知らなかった。 深夜の河原で初めて酒を飲んだ。 ごくごくごく。 お酒って苦いんだ。勢いよく流し込んだため、むせ返ってしまった。それを見て香菜や男たちは笑った。 飲む、飲む、飲む。 こんなに苦いものを彼らはどうして普通に飲めるのだろう。そんな疑問をこぼした私に、 「一葉はまだお子ちゃまね。」 と香菜が笑った。
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